Grungy super stars

ヤンキー おじさん 三白眼

ロックでガンギマリ、自分に酔え

麦茶を飲みながらボーッとしていた。

酷く暑かった先週よりもずっと過ごしやすい今日。
だがコップは変わらず結露しており、手のひらにぐっしょりとした感触を残す。

頭の中では常に曲が流れている。

この夜はa flood of circle のミッドナイトクローラーだ。

このクソみたいな国は敷かれたレールを走るだけの列車のようだ。
全ての自由という言葉を1度でもいいから体験したいものだ。

ジャンルに捉われながら過ごす日々はとても窮屈である。

自分の性格を一言で表さないといけないのか?

女か男かしかないのか?

清潔で聡明、明快でないといけないのか?

理の矛盾は指摘できないのか?


混沌と疑問が脳裏を駆け巡り、口先まで出かかるが、理性という名を借りて押しつけられたフィルターによって排出することはない。

引っかかった言葉たちは音楽や比喩によって辛うじて吐き出すことができる。

泳ぎだせ ミッドナイト・クローラー 

絶望を背負ったまんま

用のない群れからはぐれてゆけ

http://j-lyric.net/artist/a0526d4/l04434d.html

自分の何かのリミッターが外れた時、本当に進みたい道がみえてくる気がする。

それは世間やもっと狭いコミュニティの中から外れた自由でカラフルで攻撃的なもの。

それを求めるのは、既にその経験があるから。

誰もいない夜道を有り得ないスピードで駆け抜けて、禁止の文字からある程度遠ざかっていく。

反対車線に目もくれず、大声で自由を張り上げながら走っていく。

大好きなあの世界、もう二度と出会えない。

...嫌だ。

例えピッタリと同じ空間に存在することが出来なくとも、別の道筋のフラッシュとなり、向こう岸へと手を伸ばしたい。

自分が求めるのは自由だけ。

危険を顧みないモーションと固定観念をぶっ壊して叫びたい。

f**k‼︎

別に今の環境が嫌いなわけではない。
フラストレーションが溜まってるだけ。

こっち見んなよ。
てめーの夢だけ見てろよ。
負けんなよ。

おめーに言ってんだよ、鏡の前のお前。

こんなことを思っていると、結露しきったコップは底の部分が水浸しになっていた。

それをティッシュで拭き取りトラッシュボックスへシュートする。


声を聞くな、やりたいようにやれ。

泳ぎだせ、ミッドナイトクローラー

笑いのセンスに自信のあるみんなへ


これは感想文である。

高校卒業数ヶ月前、クラスの掲示板に貼る「今後の目標・夢を書く」という、痛々しいほどに平凡な課題が出た。私は中学の栄光を引きずり学年が上がるとともにドベの方へと落ちていった進学コースで学んでいた為、周りの友達は「医者になる」「早稲田に受かる」「歌手になる」等の大きくも努力の見える夢を描くものもいれば、「神を超える」「世界をピンク色にする」「犬」というセンスのある秀才が夢を描いていた。

私は「面白く生きて死ぬ」と書き、それを最後の犬と書いた友達に渡して好きなところに貼ってくれと頼んで帰った。翌日掲示板を見ると、大きな画用紙にクラス全員の夢が掲示されていたが、なぜか私の夢だけ天井に貼られていた。



自分のセンスの「面白さ」に全力を注ぎたい。そう思ったのは中学2年生の時である。当時よしもと見ホーダイにて配信されていたお笑い芸人、ライセンスさんの無限大トークを見て、衝撃を受けた。彼らの運命的な出会い、奇跡的に正反対の個性、高校時代からこの時代に至るまでの経緯、なによりトークの面白さ。

私はすべてのDVDを取り寄せ、彼らの出ている番組を見れるだけ見た。ケンカをしてた頃の映像を見てはその美しさに涙が出たほどだ。そこから私は沢山のお笑い芸人を今までとは違った見方で見るようになったのだ。




なぜこんな話をするのか?
又吉直樹著作『火花』を5回読了したからである。




あなたは電車で好きな芸人と嫌いな芸人の話をしたことがあるだろうか。あの芸人はあんまり面白くない、もうテレビ出ないでほしい、そんな何気ない会話を電車でしていて、前のつり革で悲しい顔をしていたらそれは私か芸人さんである。

歌手や映画の好き嫌いはなんとなく納得するものがある。それは人々の感性がそれぞれ全く異なるからだ。米津玄師が好きな子はRADWIMPSも好きだし、クリープハイプが好きな子は椎名林檎も好きだし、でもあいみょんはそんなでもない。多いのか少ないのかわからないが、少なくとも周りにはいる。
でも芸人の好き嫌いに関しては、勝ち誇ったような顔で嫌いと言える、そんな人がいないか。




歌手や映画と何が違うのだろうか。それはセンスだけでは問われない「面白い」かどうかの価値観である。




芸人さんがテレビやネットで浮上するには火花でも触れなかったような大変な努力が必要となる。養成所でのお笑い論を学び、幾千ものオーディション、劇場でのネタ見せ、Twitterやインスタでのバズり、キャラや個性の浮き出し、事務所との連携、単独、新作のネタ作り、先輩後輩の仲の取り持ち、芸能界把握、トーク、ひな壇、リアクション、ドッキリ、コント、漫談、漫才。これは聞いた話なのであまり確信めいて言うことはできないのだが、たいへんなのである。

こんなにいくつもの難題を乗り越えて、今出続けている芸人さんがいるのである。しかし努力だけではなんともならないのが面白さという才能である。過酷なものだ。事実ライセンスさんは養成所通いではなく、オーディションで通った道である。センスだけでは片付けられない才能というものが、いくつもの芸人さんを殺してきた。




小さい頃から漫才が好きで、よく兄の録ったVHSでM1グランプリを毎年見ていた。1番根強く私の心の中を揺さぶっているのは2003年の笑い飯さんである。本当に面白かった。今まで注目して見たことはなかったが、奈良県立歴史民俗博物館のネタは、6歳の私の面白さの幅をぐんぐんと広げていった。

それから内村プロデュースごっつええ感じ、8時だよ全員集合、笑いの金メダルエンタの神様オンバトあらびき団リチャードホールを中心に面白いお笑いのセンスを感じ取っていった。


漫才、それはセンスを同じくして組んだコンビやトリオが、話の掛け合いとスタンドマイクだけでお客さんからウケをもらう、究極のエンターテイメントだ。火花を読んでいてもその描写が読み取れる。

特にスパークスの最後の漫才は圧巻である。舞台中に泣くことなんてあるのか?これがあるのだ。ドッキリに安堵した涙、相方とまたコンビが組める涙、満開の拍手をもらった涙、いろんな涙があるのだ。

又吉先生はピースの又吉さんとしてそのような場面を見たことがあるのだろう。そしてさっき言ったように、センスだけでは片付けられない才能というものにぶつかり、2人だけでは超えられなかった仲間たちが解散していくのを、焦燥と寂しさを感じながら経験したのだろう。


徳永は周りが見る笑いのセンスと雰囲気に押し流されない、圧倒的な生き様と笑いの哲学を語る神谷に惚れ心酔し、師匠と挙げ、伝記を書くことを任された。芸人という人を幸せにする職業で食っていくには、努力だけではのし上がれないと目の前に突きつけられる現実があった。



どうも映画版の火花は鼻に付く。予告編やホームページを見ただけだが、幼なじみと夢提げて仕事している彼らはあんなにきれいなものでも無いと思う。私は小説を読んでて自然にNetflix版の火花を思い描いていた。


それに主題歌が好きだ。OKAMOTO’Sの『brother』、「1人でも適当にやれたらいいなとも思うけど」という歌詞が人間臭さを表していて、余計にコンビという文字を強くする。


もし今の文で気を悪くした映画版派の方がいるのなら、まあこれも冒頭で語った感性の違いから起こったギャップですのでどうかお気になさらず。板尾さんごめんね。



NSCの授業の中に、ある芸人のS氏によるX軸とY軸の話がある。
X軸は自分が信じている面白いと思うこと、Y軸は時代とタイミングだ。自分がこの面白さを伝えたい、今までで1番面白いお笑いだ、俺らのネタが最強に面白いと思うネタを作るのは、ごく当たり前のことである。

しかしそれにはY軸の時代とタイミングが重要となる。わかりやすく言えば、不謹慎だと言われるようなことや時事ネタ、世の中が共感するようなネタでなければ面白さが伝わらない。

たとえ一生この面白さは変わらないと信じてやり通しても、時代に寄せることがなければずっとウケる訳でもなくなるということだ。だから芸人さんはウケないことを時代のせいにする。時代が悪い。私もそう思う。

しかし何も今売れている芸人さんが、全て時代に合わせてきたわけではない。最高に面白く声を出して笑うものに沿って時代が流れる、つまりそれはお笑い論の哲学に誰もが追いつき理解した、そんなX軸とY軸の交差する地点が彼らだったというだけのことという、イレギュラーといえばイレギュラーだが、至って当たり前の事実が私たち一般人の前で広がっているのだ。

そんな現実と理想と欲の中で葛藤し、それもコンビ間で共有するということは、想像ができないくらい途方で極地の話である。そんな一部に火花で触れることができただけでも、今までお笑いを好きになった甲斐があった。



ずっと自分には笑いのセンスがあると思っていた。だがそれはただ自分の自己満であり、芸人さんの間で通用するものではない。そして時代は流れ、私が面白いというものも面白くなくなる時がやってくる。だがそれでも自分の我を貫きY軸を待つか、他人と今を生きるか。そんな笑いの問題とは思えないほど固執する概念がある。

だが、何があっても自分の面白かったものに疑問は持たない。高校時代に描いた夢をこれからの人生のレールとして、芸人さんに尊敬の念を抱きながら笑いを信じる。



それが一瞬の輝きであっても。

愛、恋、燦々と

昨日で5件目。

何が?

話していて「彼氏が欲しい」「彼女が欲しい」と嘆いてきた今月の友達の数。


いや、どうすればいいんだよ。

どうせお前らお互い紹介しても、いやちょっとこの人はって言うじゃんか、そして私が「私も彼氏欲しい〜」とか馬鹿ぶってカマかけてみても「ま、お互い頑張ろうな」って言ってくるじゃん。何なんだよ。

最近恋人がいる友達が増えてきたのと同時に、自分も欲しいとないものねだりをして来るやつが増えた。別にいい、自分もそうだし。でも自分に自信がないからその場で足踏みをしている、みんなそうだ。

悩みのタネは「出会いがない」こと、だからってクラブとか相席屋でチャラつきたくないし、タップルとかペアーズとかの出会い系は怖いし偏見がある。(だって男側は課金してまで彼女欲しい、ってかそこまでできない人ってどういう??って思うらしい)

私はマッチングアプリとかやったことはないけど、やっぱり出会いがないんだったら自分で見つけるしかないし、やった方がいいと思う。あんまそれでうまくいった人見たことないけど。

そういえば親友のゲイは、今自分の身体鍛えるためにジムに行ってるらしい。そのおかげか現在のしらいむ(声優の白井悠介)に似てた顔もスッキリして、でもイケメンのしらいむに見える自撮りを送ってきた。恋愛については全然会ってなくて喋ってないけど、昔から暗くてすぐTwitterネトゲにこもって、終わってる自分のことで傷ついてたけど、最近あんまりないし、内側から変わっていってるのは目に見えてわかるようになった。

自分を変えてくのも大事ね。(メモメモ)


その流れでおっさんずラブ見てたら、自分なんかよりめちゃくちゃキュンとする生活してて焦燥感を覚えた。春田のやろー。わたしにも人懐っこくてお人好しな面があったら、牧くんみたいな人にモテるのかな〜

そんなわけねーだろ

あのドラマ見てる人はわかると思うけど、もう男とか女とか関係なくて、春田が部長をフった理由が会社の上司だからとかでも、男だからとかでもなく、ただ前に戻って仕事の関係に戻りたいと泣きながら言ったのは、さすが人の気持ちを汲み取れる(デリカシーはないけど)いい男だなと思った。

要するに周りに異性がいるのにモテない人は外面と内面の両方を見直して見たり、出会いがない人は自分から出会いを探しに奮闘するのが1番なんじゃないか。

それかもうさ、同性に目を向けてみるとかね。

こないだ男友達と話してた時に、プライドが高いから自分から好きになるとかアタックとかしたくない、できないって人がいて、それは大損だなと思った。わたしだったら当たって砕けるような恋でも、あいつは顔もイケメンだし、カッコつけて近寄りがたい雰囲気出てる(らしい)けど喋って見たら案外可愛いし。
自分から近づいてみてもいいのになって思ったね。でも可愛くない子じゃないとダメとか言ってて、ちょっとは妥協しろよって言った。

あと同じように別の男の子と話してたら、そいつは前に告白して付き合った彼女に重たいという理由でフラれて、もう自分から好きになりたくないって言ってる子がいて、それはツライなーって思った。でも好きってビビッとくるもので、どっちからなんてある?って言ったけど、負け確とか一か八かとかもういらないんだってさ。

へーって感じ。もう1年も恋してないから忘れちゃったよ好きの感情。

要するにみんな、愛に飢えてるってこと。

なんで急に私が恋愛の話をしたのかって、逃げ恥と君に届けを見直したから。次はスプライトと砂時計が読みたい〜〜あとラブコン。
ちなみにわたしは今ダイエット中、一向に痩せる気配がないけど。もう少し続けてみる。

別に一緒にいて落ち着くなら誰でもいいんだ、最終的には幼なじみにすがりつこ。

今年中に彼氏できますように。
お互い頑張ろ、みんな!

It’s P cool Japanese SAKE!

 先月の私ごめんな!今回もV6関係ないわ、すまんね。


 日本酒の話をする。
 
 Twitterで仲良くさせていただいている方々と飲みに行く機会がだんだんと増えており、コミュニケーション関係の構築が着々と進んでいることに感謝である。その方々はV6関係で仲良くさせてもらった方だけでなく、TEAM NACS、舞台、洋画、アニメ、声優など様々なジャンルで運良く出会った優しい人たちであり、しかも酒好き。飲みニケーションがなによりも好きな私にとって、趣味の話で席をご一緒させていただくことは、至極幸せなことでありこれほど嬉しいことはない。*1

 飲みニケーションといえば職場のイメージだが、つい先日新しいバイト先の飲み会にも呼ばれた。前々から先輩と飲みには行っていたが、大人数での飲みだったため、あまりはしゃげないなとは思っていたのだが、二杯目でこっそり日本酒を頼んだところを同期にチクられて先輩にバレてしまい、早い早いと全員からツッコまれてしまった。まあでも、私は大酒飲みというボケをしていたのでツッコまれたぶんには丁度良かったわ!*2

 サークルでもいわゆる飲みサー(飲み会を中心としたサークル)にお邪魔させてもらうことがたまにあり、酒池肉林と化した大学生特有のエロまみれな飲み会で、いつのまにか会長といぶし銀なサシ飲みになっている場合が多々ある。友達が2個上の先輩とキスをしている隣で、私はただ目の前の吟醸を会長と味わうことに生きる意味を見出している。かわいい私の道はどこで逸れたのだろうか?*3

 しかし人目も気にならないほど日本酒が好きなのである。本醸造特別本醸造純米酒特別純米酒吟醸純米吟醸大吟醸純米大吟醸...目を眩ませるほどのワードの並びに私の肝臓もシビれるのだ。まだ説明できるほどの知識は持ち合わせていないが、酒づくりについてもっと追求してみたい。気になった方はWikipediaを見るといいだろう。
日本酒 - Wikipedia


 しかしこれだけ日本酒が好きだと公言しても、私が成人したのはつい最近のことである。なぜ私は飲んでいなかったお酒の種類をこれほどまでに愛せているのだろうか。実は理由が2つある。

 
 理由の1つこれは私の地元、福島県が関係している。
 
 皆さんは福島の日本酒が5年連続で金賞受賞数1位を獲得していることをご存知だろうか。いいえ、知らないのも無理はない。あまり全国テレビでも報道されず、酒好きの間だけで知れ渡る、まさに知る人ぞ知る存在である。しかも私が出会ってきた酒好きの約半数はジジイで、日本酒好きもジジイ、さらに毛がない歯がないのだから(毛は関係ない)*4自ら情報を全国に発信することもあまりないのである。

 毎年5月ごろに行われている全国新酒観評会では、全国の酒蔵が蔵ごとにそれぞれ代表の1品を出品し、酒づくりにおいての偉い人たちがその審査を行う。出品した酒が入賞するのは約半数、その中でも特に点数が高い金賞は入賞の半数ほどに減るという。その金賞の新酒が福島にはたくさんあるのである。このような美味しく種類が豊富な日本酒が、私の家には常時並んでおり、その魅力には常に触れることができた。じーちゃんの酒好きが所以である。

www.fukushimatrip.com


 また福島にはいか人参数の子という郷土料理が存在する。いか人参はスルメイカと人参を細切りにして、醤油や酒で漬け込んだもの、豆数の子は枝豆(浸し豆)と数の子を出汁や酒で漬けたものである。よくお正月に並べられている料理だが、その際に入れる酒に、ばーちゃんはよく日本酒をドバドバ入れていた。そのため日本酒の匂いや味には慣れ親しんだ実家そのものの存在感が含まれており、私は何の苦手意識もなく日本酒を飲めるようになれたのだ。

colocal.jp


 理由の2つめは、好きなアニメや小説での印象にある。
 
 私は作家、森見登美彦先生の大ファンであり、文庫本は全て揃えているのだが、その中に夜は短し歩けよ乙女という第20回山本周五郎賞を受賞した小説がある。この小説を語ろうとするともうひと記事書かなければならなくなるため簡略化するが、冴えない大学生の男が酒飲みの黒髪の乙女に恋をして振り回される(というか勝手に振り回ってる)内容である。この黒髪の乙女が酒を飲む描写が当時中学三年生の私には非常に興味深い文で綴られており、それはそれは美味しそうで、かつ可憐で、酒といえばジジイという印象を真っ向から大きく変えたのだ。*5

 そこに加えてもやしもんという漫画がある。もやしもんを語ろうものなら大学の卒論ほどの分量を2ヶ月ほどで書くことができるのだが、簡略する。もやしもんは、東京の農業大学に通う、生まれつき菌が見える男、沢木惣右衛門直保を廻る学園コメディーである。主にコウジカビを使用した発酵による食物を扱うのだが、日本酒もその一種であり、詳しく述べるとすれば、A・オリゼーという菌がS.セレビシエとの共同作業である並行複発酵により日本酒を作り出す。

 この可愛くデフォルメされた菌たちや、内容が好きすぎて、もう何と説明したらいいかわからない。この作品に出会ったのは確か中学生の時だったと思うが、漫画もアニメもドラマもすべて面白い。私の中で全ての菌による食物が愛おしく、美味しく感じてしまうような内容であり、作り手の努力や工夫が伺える作品なのだ。だから私は美味しい日本酒の作り方にもとことん追求したいし、存じたいという愛があるのだ。*6

morning.moae.jp


 かくして私は日本酒をはじめとするお酒について魅力に触れたり知ることがあった。そのため日本酒を飲む回数が少なくとも、こんなにも愛することができているのである。まだまだ若造の私がいうことでは無いかもしれないが、獺祭がうまいだとか出羽桜が飲みやすいだとかを語る前に、作り手の情熱を伺って理解した上で自分に合った美味しいお酒をみんなに見つけて欲しい。世の中には飲みきれないほどの愛があるのだから。
 

 とまあこんなカッコつけておいて何だが、飲みやすかった日本酒を紹介する。

株式会社南部美人 | 岩手の日本酒 南部美人(NanbuBijin)
純米吟醸は甘口すぎず辛口にも偏らない、スタンダード、良いバランスと思うなぁ。

  • 福島:「飛露喜」廣木酒造 

(リンクがないのがかっこいいよね逆に)
高ぇのはうめぇ。じーちゃんが貰ってちょっと頂く良いやつ。一位って聞いたなぁ。

  • 三重:「作」清水酒造 

作 | こだわり抜いた調和と透明感。
甘口の印象が強いお酒。熱燗も冷酒も美味しいと思うなぁ。

 有名どころ高い3つ出してみた。日本酒を挑戦してみたいという方におすすめである。私もまだまだ知らない酒造ばかりだが、これからも日本酒だけでなくいろんなお酒を飲ませていただきたい。そしてワイン酒造とウイスキー樽見学は行ったので、酒蔵見学に行きたい。行きたい!行かせろ!*7
 
 以上、新米の私が執筆した。
 
 お後がよろしいようで。

*1:また飲み行こうぜ

*2:だとしたらボケすぎ

*3:これもボケ

*4:ノリは毒蝮三太夫だよ

*5:ジジイ引っ張りすぎでは

*6:銀の匙」が好きな人におすすめ

*7:勝手に行け

「かゆいところ御座いませんか」ってきかなくてもいいよ

今回も普通の幸せの話です。

あけましておめでとうございます(大遅刻)
今年もゆるゆる更新していけたらなと思う。

さて年末、大晦日。皆様はどのようにお過ごしになっただろうか。

私の家族は小さい頃からずっとそうだったように、じいちゃんのでかい家に集まった。親戚との繋がりが深いため、集まる人数も30人近くに及ぶ。若い女衆はおせちを詰めて、唐揚げを揚げて、蕎麦を茹でてという仕事があるのだが、今年は妊婦と乳児連れが多かったため、主に働き盛りの私たち世代が動いた。

それに加えて、今度は ちびっこ ネコの面倒を見ながら、じいちゃんたちの日本酒に付き合い、そしてなんと受験勉強の日本史を教えていた。果たして 酒を入れた成人のバカ大学生の話を親戚の子はどこまで信用したのかはわからないが、一生懸命説明してやった。

台所で片付けをしているとネコが足元をウロチョロする、それを見たちびっこが「 ちーの足くさいからじゃない?! 」と叫び周り、何のアクションも起こしていないのに私は「足臭マン」と命名されていた。オイ

ようやくひと息ついた頃に、私は自分がとても楽しんでいることに気がついた。一昨年にばあちゃんが亡くなったので、このような集まりができなかったのだが、昨年の大晦日はちゃんと集まることが出来たこと。子供が増えて家族が賑やかになったこと。最年長でお年玉をもらって大金持ちになったこと。ネコがいること。1番チビだった私が主力で働けるようになったこと。いつも通りなこと。

全部丸めて幸せだ と感じた。

自分で言うのはこっぱずかしいが、大きくなったなと思った。

そして新年会を近親4人でやった時も、お兄ちゃんとお父さんと私が酔っ払って、お母さんがあきれて、何だかわからないが自撮りした写真が、心の底から幸せを感じていた顔だった。つまり私は、家族との団欒が1番落ち着くからインドア派なのだ。こじつけか?




実は他にも1番幸せと感じることがある。

それは美容院でシャンプーをしてもらっている時である。人は頭や髪の毛を触られると多幸感が湧く生き物で(私調べ)ある。頭を撫でられて嫌な人はあまりいないのではないだろうか、それと同じ感覚で美容院のシャンプーが大好きなのである、 できるならばハゲるまでやって欲しい。

しかも本当に小さい頃から通っている地元の美容師さんのシャンプーが好きだ。それこそ親戚にも似た感覚ぐらいの方。何でだろう、安心感が尋常じゃない。ヘッドスパのようにしっかり洗ってくれる感じ、わかるかな〜


もし美容師の勉強をしている人がいたら、シャンプーの練習台に立候補したい。誰よりも美容院のシャンプーが好きだからこそ、めっちゃ教えられると思う。 そんなわけねぇんじゃ






幸せなんて言葉にしようと思えばいくらでも出てくるが、本当に幸せを感じている瞬間はそんなこと言う労力も、もったいない。

そう感じることのできる環境にいることが、1番の幸せでラッキーなこと である。



マッチョだらけのバイトの休憩中に、優しい社員さんに教えてもらった定食屋に訪れ、そこの店主のおかあさんとお話ししながらおいしい生姜焼き定食を食べたとき、ふと考えた出来事でした。


全然V6について書く余裕がねぇ、脳が働かねぇ、来月書きたい、来月の私頑張れ

私の能力が分かったからジャスティスリーグにまぜてよ

 

※ 今回全然V関係ない

 

 DCコミックスの映画、ジャスティス・リーグを見てきた。スーパーマンとかバッドマンとか、そういうあれだ。あのね、マジでめちゃくちゃ面白かった。正直私はMARVEL映画(アイアンマンとかキャプテンアメリカとか)が大好きだからDCのことはよく知らなかったのだが、思わず“彼”の復活のシーンで泣いてしまった。彼らの抱えている一つ一つの悩みだったり闇であったり、関係を理解していなかった人間をこれだけアドレナリンラブに満ちた感情にさせるのだから、アメコミ映画の二大巨頭でもDCは頭一つ抜けたような気がする。

 

 それに今回、IMAXの3Dで鑑賞してみてアベンジャーズより雄っぱいのバストサイズが総合で優勝していたことが分かった。*1スマートでプライドの高いアベンジャーズと、ムチムチでコミュ障なジャスティス・リーグ、今後の展開に期待である(筋肉的な意味でも)。

 

 で、そのジャスティス・リーグでこんな場面があった。(ニュアンスで)

 

 先輩ヒーローのバッドマンに対して

 フラッシュ『あなたの能力はなんだっけ?』

 

バッドマン『…I’m rich(お金持ちだ)』

 

映画「ジャスティス・リーグ」より

 

 ここでどっ、と沸くのだが、説明するとフラッシュは時空をも超える世界最速の男であり、彼以外にもアクアマンは海洋生物の王で水を操れたり、サイボーグはその名の通り一回死んでいる人間デジタルデバイスであったりする。そんな中、バッドマンは実は能力者ではない。公式サイトの説明でも「最新兵器を次々と操る資産家」と書いてある。ヒーローか?だがしかし、資産家であるからこそ途轍もなく頑丈で攻撃的なスーツを作ることが出来たし誰かさんを甦らせることができたのだ。立派な個性で有り能力である。アイアンマンもバッドマンもいーなー金持ちは。

 

 別にヒーローとして世界を救わなくても、現実世界で個性や能力を求められることはたくさんある。

 

 例えばこの間ビジネスの授業で企画書を書く前に自分を知ろうということで「自分が好きなこと、嫌いなこと、強み、弱みを5個ずつ書け」という課題が出た。こういう質問は今まで生きてきた中で30回は聞かれた気がするが、どれも曖昧なものでしか答えられなかった。

 

 ちなみに好きなことは

  • 文を読み書きすること
  • 妄想をすること
  • いろいろな分野について知ること
  • 料理をすること
  • 掃除をすること
 
 嫌いなことは
  • 皆と同じことをすること
  • 病気をこじらせること
  • 宗教信者の話を聞くこと
  • 嫌いな人と話すこと
  • 作る過程を見ていない人の家のおにぎりを食べること*2

 

 そして強みはない。

 ないのだ。あったら教えてほしい、切実に。しかしこれはすべて自分のせいであり、なんでも中途半端にしてしまう性格や、転じて飽き性、そして自己分析能力の低さから自分自身の個性がまったくわからないのである。〇ちゃんってこういうイメージある!とか〇くんはああいう人だもんなーとか、自分で考える他人は死ぬほど規格化できるのに、私に対してのイメージがまったく湧かない。

 

 だから強みがない。たぶん課題用紙には「読み書きできる」とか書いていた。*3明るかったり暗かったり、賢かったり馬鹿だったり、几帳面だったりがさつだったり、神経質だったり楽観的だったり、と波がある。好きなことと嫌いなことを交互に見てもなんだか本当にこんなことを思っているのかわからなくなる。

 こうして考える間にも、弱みだけが増えていく、自分が嫌いになっていく、たぶん本当は好きなのに。小学校の道徳の授業では、友達のノートをまわしていいところを書こうという授業があった。30人程度のクラスを回って書かれていたのは「面白い!明るい!」という言葉だった。私は今でも機転の利いたことを言える面白い人間か?ポジティブな人間か?ん~~~~~まあこういう生きてきた積み重ねを辿るような時間の消費の仕方は無駄だろう。何が言いたいかというと私に足りないものはキャラクターの確立努力だ。

 

 いやいやわかってるから、これからめっちゃビジネス書とか読んで会社運営したらそれはめちゃくちゃキャラだ。あとバイリンガルになるとか。超面白くなるとか。どっ

 

 だからこれからの目標はコツコツと「できる、やれる」と言えるものを作っていきたいと思う。そうだなぁ~、本を読む頻度を増やすとか、ダイエット成功させるとか、友達たくさん作るとか?あれ?さみしいデブが爆誕?こんにちは~

 

 今はっきりと言えるのは「健康に一人暮らしが出来る」こと。この「健康に一人暮らしが出来る能力」で世界救ってやるから、とりあえずジャスティスリーグに入れてくれよな、マイヒーロー。*4

 

 

【急募】

・私の性格を文字で表してくださる人
・私の個性を見つけてくれる人
・多くのV6ファンの友達
・穂先メンマ

 

次回はV6コンサートレポートを今更ながら書かせていただきたいと思う。

*1:ハルクは博士のほうのバストサイズね

*2:このことからわかるキャラクターがあれば教えてください本当に

*3:小学生か

*4:ねっハム太郎

黄色い声が生まれた日

 今年の一月ごろにV6の修学旅行の映像を見て、懐かしさと面白さで胸がいっぱいになり、彼らの潜在的な魅力に気が付いた。わからない方はぜひ見てほしい。彼らにハマる前からその茶番は何回も見る機会があり、それは某アニメのトレスだったり、彼らの映像の特集でも何回か取り上げられている。学校へ行こうは、もちろん私の住んでいた東北のド田舎でも以前きちんと放送されており、小さいころから彼らの活動を目にすることは多々あった。CMを見ていても、母が「イノッチみたいな人素敵だね」とか言っているのを聞いて、井ノ原さんはあさイチを視聴している母が認める優しい方なんだと実感していた。

 しかし私は今までジャニーズという男性アイドルにハマることはなく、どちらかといえばアニメやお笑い、邦ロック、そして舞台俳優などを顔ではないところを重点的に斜め目線から見ていたひねくれたガキであり、小学校のときはクラスの友だちにHey!Sey!JUMPのメンバーのフルネームを覚えさせられたり(週一でテストされて伊野尾さんの下の名前を思い出せなくて怒られた)、中学の時はキスマイの藤ヶ谷さんをごり押しされた(藤ヶ谷さんがキスマイの中で一番良いんじゃないと俺足の前で言ったのが間違いだった)が、追うことはなかった。正直好きだったアニメの実写化する映画にキャスティングされていたジャニーズという肩書をあまりよく思っていなかったのかもしれない。このころの私はSMAPTOKIO、嵐といういわゆるお茶の間の芸能人としての彼らしか見ておらず、アイドルというジャンルには触れていなかった。

 高校の終わりごろ、突如親友が関ジャニ∞にハマった。大倉さんに落ちたのだという。卒業旅行で一緒にディズニーランドへ遊びに行っても、スマホを見てTwitterを見て、関ジャニの情報を逐一確認する彼女に腹が立ち、アイドルにハマるということは友達へ関心がわかなくなるのかと疑問に思ったほどだ。(どうにか話を合わせて大倉さんのかっこいいところなどを聞いていた)ここがジャニーズ興味関心度でいう一番の低下レベルであった。

 ならばと私は親友の好きなジャンルを知り、気持ちを分かつしかないと考えた。昔から知らないジャンルの文化を知ることで、より多くの話題を提供することが出来ることと、それにより知らなければ理解できないエンターテイメント性を重視する癖があった。簡単に言えば話す話題の内輪ネタの面白さが一番であったため、羨ましかったのだ。ずっと 面白いことが一番好きなのである。

 まず関ジャニクロニクルを見て、彼らのノリとそれぞれのメンバーの特徴、下積みの話から今もごはんに行く話まで徹底して調べようとした。その途中で私はある映像であまりの面白さに大爆笑をしてしまった。それが我らがV6の伝説の修学旅行である。

  V6の修学旅行の映像を見た私は彼らのバラエティ以外のほかの映像にも興味を持った。例えばsupernovaやsexy honey bunnyでは、改めて見てみた坂本さんのお顔がオジサン好きの私から見てパーフェクトのタイプであり、歌がうますぎる。長野さんは優しい性格、優しい歌声、優しいお顔。井ノ原さんは今も変わらずお調子者で、あさイチでは一日の始まりを快適にしてくれるような声と優しい表情、爆イケなスタイル。森田さんはかっこよくて厳つい見た目に反して信じられないくらい甘いキャラメルボイス。三宅さんは伊藤家の食卓ではうかがえなかったアイドルセンスと圧倒的なビジュアルの美しさ。岡田さんは言わずもがな有名な俳優さんであり、尚且つお茶の間では面白格闘タイプ。(ハマった当初の感想)

 なんといっても六人の家族のように暖かい在り方と奇跡的にバラバラの個性、ジャニオタじゃなくてもバズられる剛健伝説と坂長夫婦。それぞれのデビューまでの道のりとデビューしてからの苦労。仲良しエピソード。それを見守る面白くて優しいファン。そのすべてを好きという以外の感情が出てこないほど愛しく思ってしまった。

 

 そしてたどり着いたのが真打、楽曲である。初めて好きと感じた音楽は「スピリット」だ。

 

君のために君のすべてが

この世界を走ってく

忘れないでどんな時でも

大切なのは スピリット

V6 「スピリット」より

 

 最初のユニゾンを聞くたびに涙が出そうになる。忘れていたまっすぐな気持ちとピュアなメロディーが耳に心地よく、心に響いた。一曲でこんな気持ちになったのはいつぶりだろうか。かなう夢もかなわぬ夢もかけがえのないものだよ(号泣)

 

 話は変わるが、黄色い声をご存じだろうか。漫画などで王子様キャラに女のモブが叫ぶ「(゚∀゚)キャーカッコイイ!!」と囃す、モテモテを援助するための甲高い声である。私はひねくれた人生を送ってきたのでメジャーなものに黄色い声を上げる意味がわからなかった。叫ぶ必要はあるのか?意識的なものなのか?そんなにカッコイイか?と疑問を十年近く抱いていた。ところが初めてV6のフォエバコンDVDを一人で鑑賞したときのことである。

 

キャーカッコイイ!!

 

 出たわ。普通に無意識で出たわ。だって坂本さん足なげーんだもん、王子様のような衣装が似合っていたんだもん、スーツ姿でしゃんとしたお顔立ちが男前だったんだもん、こんな理由付けは叫び声の後につけられたもので、鑑賞している間はずっと悶えていたのを覚えている。隣に住んでいる友達からは「頭大丈夫か?」というLINEが飛んできて、声を抑えたのだが、声を抑えたら今度は涙が止まらなくなり「君が思い出す僕は君を愛しているだろうか」のアカペラで泣きすぎてティッシュが無くなりバスタオルにくるまっていた。

 黄色い声は無意識に出るもので、この声に意味などはない。しかし女性は本当にかっこいい男性の姿を目の当たりにするとその声を出す以外の行動の身動きが取れなくなることに気が付いた。素敵なものに脳直で反応するのは本当に楽しく、生きててくれてありがとうという感情はアイドルは虚像でありつつも存在はしているという二次元とはまた違う森羅万象の喜びを感じて湧いてくるのである。

 

 かくして私はV6のファンになった訳ではあるが、この間初めて「君が人生の時」という舞台で、生の坂本昌行さんを見ることが出来た。物語が終わって最後の挨拶をされている坂本さんは非常に紳士的で男らしく、二階席で観覧していた私のほうにも目を向けてくださった。もちろん私なんか目に入っていなかったかもしれないが、遠すぎるファンサだと思って、強く生きようと決心した。

 V6のコンサートも後半戦に突入した。横アリでコンサートを目の当たりにする私はどんな顔をしているだろうか。黄色い声はでているだろうか。今からのどの調子を整えて、ファンとして精いっぱい応援したい。