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やんきー おじさん さんぱくがん

私の自由律俳句を聞け

自由律俳句とは、一般的な俳句のように五・七・五で作ったり、季語を入れたりするなどのルールがない、俳句の事をいう。
字余り、字足らず、季語の有無、口語体、文語体なんでもあり、もう俳句の頂点だと思っている。

例えば先日「劇場」を発売された又吉直樹さんが、作家のせきしろさんとともに自由律俳句をしたためた「カキフライが無いなら来なかった」という本がある。
この本での自由律俳句は非常に生活感溢れるものであり、短いながらも誰しもが共感できる内容の素晴らしいものであった。


ああ私も自由律俳句詠みたい。


まるで種田山頭火のような情熱が私の胸の内に湧き上がり、テーマを設けてはてなブログでご披露したい(そしてあわよくばバズりたい)と考えた。
ネットの海でテーマを探しつつ、大好きなジャニーズアイドルの情報をいいねしていたところ、過去にジャニーズのアイドルへ短歌を捧げている芦屋こみねさんのエントリーを目にした。

感動した(小泉純一郎)。

美しい語彙と純粋な感情で綴られたそれらの短歌は、アイドルという宝石をはめこんだジュエリーの如き作品ばかりである。(アイドルだけでなく、違うものをテーマにした短歌も詠まれている)。そしてこみねさんだけではなく、その詠み会に参加した方々の職人たる句に感嘆した。

いいなぁ。


V6の6人を自由律俳句にのせて


かくして私は短歌と同じく短い文でV6の6人それぞれをテーマに俳句を読むことを決めたのである。
誰が誰の句であるか、見て欲しい。



左目のすぐ下 泡沫の名残り

(ひだりめのすぐした うたかたのなごり)

泡沫とは水中にある泡や水泡のことである。それを表すのは言わずもがな左目の泣きぼくろ。水中から明るい海面を見ていた名残がぽっちとなって証明してたなら、いいな。



起き抜けに綿を呼ぶ声 カスタード

(おきぬけにわたをよぶこえ かすたーど)

ここでいう綿とはご存知ペチョさん、かわいいよね。20周年のDVD特典で胴上げされたのち掠れた声でコメントした、その声が甘いもの嫌いな彼に似合わずとても甘かったので。



待ち合わせは2年後 振り返りのキス

(まちあわせはにねんご ふりかえりのきす)

コンサートでアンコールを終えた後の投げキッス、ありがたい。2年おきに肉眼で確認できる、唯一恋の形を見せてくれる妖精さん



豪よ 赤の瞬きに眠る

(ごうよ あかのまたたきにねむる)

黒の大きな眼はドラマで見てもキラキラしてた。気だるそうな雰囲気とは裏腹に、演出する姿にはどこかパッションを感じる。その瞬間を閉じ込めて欲しい。



真新しい ジョッキに気がつく affection

(まあたらしい じょっきにきがつく あふぇくしょん)

多分彼は食卓に出たジョッキが変わったことに一瞬で気づく。奥さんが美容院で髪を切っても、メンバーがケータイのカバーを変えても気づく。その慈しみが滲み出ている。たぶん。



君は君の愛と供に 笑え

(きみはきみのあいとともに わらえ)

自分の愛と人からの愛、どちらも同じ数だけ貰って受け止めて安心させて欲しい。ストイックな彼だからこそ、末っ子の甘やかしは重要。重要!何せ貴方が笑うと誰かさんが安心するから。






また季語と担当カラーを盛り込んだ句も詠んで見た。





藹々たる背中の鋭角な逆三角形

(あいあいたるせなかのえいかくなぎゃくさんかっけい)

藹々とは和気藹々(わきあいあい)や植物が生い茂った様子に使われる。私の好きな彼担当の絵師さんは、翌る日も体の造りを褒めている。特に幅のある背中から、細い腰の造りが芸術の域だそう。私もそう思う。



縁に深くもたれ込む 橙の花

(よすがにふかくもたれこむ だいだいのはな)

橙の花は白である。その可憐な姿はよくメンバーに触れたがる、もたれかかる。それは彼の縁(よすが、よりどころのこと)であるため、可愛さで許している。結実した小さな実に寄り添う、花言葉は「相思相愛」。



しどけない群青 笑っちゃうね

(しどけないぐんじょう わらっちゃうね)

しどけないとは身なりなどが乱雑でしまりのないという意味。いつの日も私たちの前に現れる時には鮮やかで藍より青し、でもふとした瞬間の気の抜けた顔は最年長ながら、あどけなさがよぎる。格好良い顔笑っちゃうね。



如才無きレモンのかき氷

(じょさいなきれもんのかきごおり)

抜かりのない完璧な彼、おじさんになった今、逆に幼稚さがよく似合う。14歳のあの頃とは全く違う容姿だが、舌ったらずで甘える様子は甘酸っぱくて愛おしい。



夕凪の 九蓮宝燈 お元気で

(ゆうなぎの ちゅうれんぽうとう おげんきで)

紫に染まる街、その風の止む刹那だけ、淡白で冷静な内心が顔に浮き彫り出る。優しさだけで売ってるわけではない、男らしさと笑ってない目に心奪われる、日が沈む前の麻雀アワー。



金魚の逢瀬見 やおら静寂を聴く

(きんぎょのおうせみ やおらしじまをきく)

水槽の中にゆらゆらと舞う金魚が2匹、それらが触れ合う逢瀬(男女が密かに会う機会)を見て、彼は何を想うだろう。部屋にかかっている静寂のBGMを聴き、キャラメルの声なき声で歌ってほしい、夏の夜。






俳句に詳しい方、ぜひ添削お願いいたします